カメラの向こう側
第90回 大寒禊 (2019/03/18)
皆様こんにちは。お元気にお過ごしでしょうか?新人ADの吉本です。
いつの間にか季節も巡り巡って冬も終盤、出会いと別れの季節の3月ですね!
そして、間もなく平成から新しい年号に変わります。
私自身も、現部署に配属されてから、早いものでもう半年が経ちました。
そして、部署の皆様の支援もあり、いくつかの取材やコーナーを担当させて頂き、
主にウィークリーACCSの中でニュースの編集・番組によってはナレーションや、
なんと出演させて頂いている番組もありますが、もうご覧頂けましたでしょうか?
有り難いことに、私のコーナーを作って頂きました。少し前になりますが、
1月20日につくば市泊崎にある千勝神社で行われた、「大寒禊」に取材兼参加してきました。当日は、女性1人を含む、約20人が参加しました。
大寒禊の流れは、宮司さんから禊で行う、鳥船の行の手順や水に入ってからの一連の動作の説明後、褌に着替え、褌のまま境内にてお祓い後、禊が行われる場所まで移動します。参加者が何の抵抗もなく、境内を褌で移動する姿は、ちょっとビックリでした。(笑)移動後は、エイ!ヤッ!の掛け声で鳥船の行をとり行い、いよいよ水の中に入ります。この日の水温は7度と、サウナ後に入る水風呂よりも少し寒いぐらいの温度ですね。それを宮司の合図とともに頭や体に水の中に入りながらかぶり、これを2回行います。1回目が終了した後、2回目開始までは、濡れたままの状態で待機しなくてはならないのが寒かったです。
千勝神社の宮司のお話によると、禊は、禊祓(はらえ)と言われ、身に罪や穢れのある者が川や海の水でからだを洗い清める事で、身を清める以外にも、服喪などで気持ちが落ちてしまっている状態から正常な日常へ立ち戻る為の行いでもあるとの事です。神話の、「国産み」によると、初めて禊を行ったのは、筑波山神社にも祭られている、伊邪那岐(イサナギ)との事です。身を清めたい人も、仕事や家庭であまり良い事が無い方も、禊を行ってみてはいかがでしょうか?
禊を初体験してみて、厄が払われたような清々しい気分になりましたし、何より、こういった機会がないと、中々体験できない事でもあったので、自分自身の新たな経験ともなり、良い機会だったと思います。
これから始まる新年度、皆様にとって良い年度となるよう、願っております。
それでは、また次回お会いしましょう。お読み頂きましてありがとうございました。
ACCS 番組制作 吉本
◎このコラムでは、つくばのケーブルテレビACCSの出演者やスタッフより、放送現場の話題をお届けしていきます!