つくばのこと、もっとわかれば もっとたのしい! 茨城県つくば市のケーブルテレビ局ACCSによる地域情報サイト

ぶらり・ぶら~り

第175回 5人のおばあちゃん冬の日光へ (2019/02/28)

1日目

40年前につくば市民(当時茎崎村)になり団地生活が始まりました。
団地で知り合った5人は、長子が全員同じ学年!(男女の差はありましたが)その子達も、みな独立をして別の場所で新たな家族と共に日々を過ごしております。
高齢者になった私たちは急遽日光へ。1泊2日の旅へ行くことになりました。皆、年金暮らしですが結構忙しい日々を送っております。格安の宿のバスで日光へ向かいます。

バスは松戸から出発、乗り場へ行く前に駅のお手洗いへ直行です。高齢になるとトイレのチェックは欠かせません。乗り場近くのお手洗いは混み合いますので駅のトイレで済ませます。このタイプの旅は数年ぶり、少しシステムが変更になっていました。

8時45分発のバスは満杯でした、途中2回のトイレタイムがあります。行き先によってはバスを乗り換えます。私達の行き先は中禅寺湖にある宿です。日光駅近くに宿経営の休憩所がありました。少し早目の昼食後、中禅寺湖の宿に到着。中禅寺湖が眺められるお部屋でした。

宿主催の「華厳の滝」と「竜頭の滝」へのミニツアーが2時から始まるとのことで即申し込み、再びバスに乗り込みます。華厳の滝はこの時期にしか見れない凍った滝でした。今年はいつもより雪が少ないそうです。滝の入り口に土産物屋があり、冷えた体を甘酒で温めます。80歳を超えた女将さんが外国人のお客様に巧みな英語で応対をされていました。う〜んパワフル!

次の「竜頭の滝」です、歩きで毎年8月に日光に来ていますが、何故かここだけは訪れる機会を逃しています。今回、宿の計らいに感謝です。お土産屋さんの奥にその滝はありました。やはりほとんどが凍っていました。高額そうなカメラで撮影されている方が多くおられました。次は滝の水が流れる季節に、また来てみようと思った次第です。

華厳の滝

竜頭ノ滝

思いもかけず冬の滝を見学できました。やはり宿の計らいに感謝です。そのあと五人のうち二人は温泉に浸かりゆっくり。私と他の二人は冬の中禅寺湖を少し歩くことにしました。今年は雪も少ないとのことで「雪が降ったんだなあ」と思う程度でした。
宿の運転手さんがとても親切な方で、ツアーの後、私達3人とカメラ女子2人を中禅寺湖立木観音前まで送ってくださいました。その分、湖沿いを多く歩くことができました。中禅寺湖にはつららが所々に下がっていて綺麗でした。この季節だから見ることができる景色でした。イタリア大使館別荘記念公園まで歩き(もちろんこの時期はお休み)そこから宿まで歩いて戻りました。

イタリア大使館別荘記念公園 → http://www.nikko-kankou.org/spot/117/

バスで途中まで送って頂いて正解でした。あれこれ欲張ったので時間がなく、宿に戻った時はちょうど頃合いでした。
先に戻った二人は温泉を堪能してご満悦!私達も早速、温泉へ直行です。濁り湯の露天風呂もあるお風呂で命のせんたくです。作って頂いた夕食に舌鼓でさらにいのちのせんたく!

どの寝床に誰が寝るかは恨みっこなしのアミダで決めました。楽しいおしゃべりタイムもいつまで続いたのか私は知らず、直ぐに就寝でした。

2日目

早く寝たおかげか私は4時半頃に目が覚めてしまいました。カーテンを閉めるのを忘れたおかげで、大きな星が空いっぱいに輝いているのを見ることができました。早起きは三文の徳‥‥でした。5時になるのを待って今回の旅、最後の温泉を楽しみます。

数年前はお昼頃にバスが出発して帰宅だったのですが、今回は10時出発になっていました。バスは昨日立ち寄った宿直営の休憩所に到着。2時間半の自由時間が設定されていました。客が日光東照宮などこの近辺での観光を希望とのことで、この時間が設けられたようです。休憩所は神橋や駅までの商店街を楽しめます、そして東照宮へも近く、私達5人は2対3に分かれ、各々楽しむことができました。私は、2人組の方です。
神橋(世界遺産登録) ⇒  http://www.nikko-kankou.org/spot/21/

分かれた3人のうち二人は歩きが苦手なので、中禅寺湖でもツアーに参加せず温泉を楽しんでいました。後一人は最近こちらに遊びに来て東照宮を見学したばかりでした。
そこで、私ともう一人は、東照宮に行きました。
私は1度東照宮を見学しています。また五重の塔も歩く会で見学したことがあります。ちなみに五重の塔では、巨大な心柱を宙に浮かす懸垂式が採用されています。いずれも忘れやすい私、いつ行っても新鮮な気持ちで見学できます。
私ともう一人は2時間半をゆっくりのんびり東照宮見学に費やしました。戻るときに迷いそうになり中国の学生さんに道を聞いてしまいました。観光地では外国の方の方が詳しいようです(笑)
http://www.toshogu.jp/

左甚五郎の眠り猫

東照宮入り口

東照宮入り口

時間通りバスへ戻り高齢者となった母達の1泊2日の旅を無事終えました。
団地で知り合った時30歳を超えたばかりだった私達5人は、もう古希を過ぎました。近くに住みながらもパートナーを亡くした人、孫の世話に追われている人、語りべを35年続けている人、病の壁を超えた人と色々です。残された人生??年楽しく前向きに進みたいと思いました。
ぶらりさん自己紹介

世界で一番人口の多い団塊の世代・1947年生まれの好奇心いっぱいの獅子座です。

忘れた頃の5人目で、比較的自由に育ちました。生まれは熊本・小中学校時代は下関ですから育ちは下関かも知れない。存在感のない子供でした。親からも同級生からも忘れられることが多かったので、気ままにテクテク歩いたりラジオ・テレビに興じたりしていました。今の生活にそんな育ち方が反映しているかも知れません。

運動神経の悪かった私は歩きというスポーツを見つけて20年すっかりアルチュウ(歩く中毒)になっています。社会性に乏しい割にはここ10年位は旅仲間と4~10人くらいで海外旅行を楽しんでいます。