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カメラの向こう側

第78回 大学と企業のコラボレーション (2018/02/21)

今、大学と企業・自治体とが連携して商品などを企画する“コラボレーション事業”に注目が集まっています。
筑波学院大学では、デザインを専門とする学生と、地元の企業などが連携して活動する「地域デザインセンター」を昨年6月に開設しました。
チラシやWebサイト、店舗の空間デザインなど、様々な分野で学生と企業とがコラボしています。
5年ほど前に、つくば市竹園の大型駐車場(南1駐車場)の案内表示板が、動物のイラストを使ったデザインにリニューアルされたのはみなさんご存じかと思いますが、あのデザインも筑波学院大学の学生さんが手がけたものなんですよ!

昨年は、市内北条の菓子メーカー、オーヤマさんの新商品「いばらき焼き芋饅頭おいもちゃん」のパッケージデザインを手がけたということで早速取材にお邪魔しました。学内公募した作品の中から選ばれたのはメディアデザインコース3年生の齋藤泉宙さんの作品。「茨城らしさ、田舎っぽさをイメージした女の子のキャラクターを」というクライアントの要望に応えることが難しかったそうで、完成するまでおよそ1年かかったそうです。
「完成した商品を見たときは自分がやってきたことが報われたと思った」と話す齋藤さん。また挑戦したい、と次に向けての意気込みも話してくれました。
学生さんとクライアントが直接やりとりして、何回もミーティングを重ねてデザインを詰めていったとのこと。学びの多い素晴らしい授業だなと感じました。

担当の先生は「今後は映像・アニメーション・プログラミングなどの教員の特性を生かした企画を考えて、茨城やつくばの魅力を世界に発信する活動をしていきたい」と話していました。
筑波学院大学の活動に目が離せませんね!

番組制作:佐藤彩

◎このコラムでは、つくばのケーブルテレビACCSの出演者やスタッフより、放送現場の話題をお届けしていきます!