カメラの向こう側
第46回見あげてごらん、夜空の星を (2015/02/23)
昨年9月に初めてこのコラムを書いてから半年経ちました。
いろいろ失敗しつつも、ちょっとずつ編集時間が短くなってきており、かたつむりのごとく進む日々を過ごしています。
今の季節。夜空を見上げると美しい星々が瞬いています。地上では10円単位の悩みが尽きませんが、冷たい大気を浴びて広大な宇宙に思いを馳せるのも、冬の楽しみの一つです。
そこで宇宙に関係した取材話を紹介します。
昨年10月8日に、日本全国で皆既月食が観測されました。つくばも天候が良かったので、ご覧になった人も多いでしょう。
私たちは、筑波実験植物園の観望会を取材しました。
月の撮影はビギナーには厳しいのでベテランにお願いし、私はもっぱら月を眺める人たちを撮影しました。
じっくり欠けていく月をのんびり観察する余裕はなかったのですが、月の撮影をしているカメラのモニターに参加者が集まり、みなさんとお話しました。
「ああ、月に雲が入っちゃいましたね」などと、同じ現象を共有し語り合うのは、楽しいものです。
今までこの手の天体現象は、自宅のベランダから孤独にじっくりと眺めていましたが、観望会の和気あいあいとしたライブ感は、幸せになれます。
つくばでは、筑波実験植物園やつくばエキスポセンターで定期的に天体観望会が行われているので、参加してみてはいかがでしょうか?
もう一つ宇宙関係というと、小惑星探査機はやぶさ2に関連した取材(打ち上げではありませんが)も行ってきました。
こちらもお話ししたいのですがちょっとスペースがないので、またの機会に。
いつか名刺に「ACCS宇宙班」なんて印刷してみたいなと、夢は膨らみます。
番組制作 所 恵子
◎このコラムでは、つくばのケーブルテレビACCSのスタッフより、放送現場の話題をお届けしていきます。