ぶらり・ぶら~り
第76回 北条 歴史めぐり絵巻 (2010/09/21)
筑波山というと神社や登山と思ってしまいますが、北条の中を歩くのも楽しいものです。歴史めぐり絵巻のパンフを10年位前に見て気になっていました。
思いついて一人巡ってみました。
このコース何処から初めても大丈夫。ぶらりは北条大池から歩き始めました。
商店街へ向かって歩き始めます。結構車の通りが多いので注意しましょう。
地図からいくとこのコースの9番からスタートです。市神様の石祠が八坂神社を挟んであります。
市神様の石祠とは市場の開かれた場所の両端に、市神様はまつられたとか。北条の町では毎月定期的に位置が開かれていた。路傍の小さな祠にも、北条の町の昔を語る歴史が有ります。
おなじみのつくば道道標があります、右折した道が筑波古道です。今日は曲がらずにそのまま進みます。北条旧道の十字路を左折です。水路が見えます、右折して鎌倉時代に作られたという裏堀用水路沿いを歩きます。
裏堀(北条)用水路 古くから開かれたに農業用水路。桜川から取水され、沼田・大貫・杉の木・小沢を経て北条まで延長約5km。美田を潤し北条米を産んでいます。
用水路を進むと多気太郎の墓の標識がある。前記の裏堀用水路は名君多気太郎義幹の作ったものである。墓には鎌倉時代初期に作られた当時の様子を残す「多気太郎五輪塔」や元中久木家の墓地には南北朝時代の遺品として貴重な「石造多層塔」がある。下記のサイトもご参照ください。http://www.geocities.jp/kawai24jp/ibaragi-tukuba-houjyougorin.html
多気太郎の墓からなだらかな坂を上ると無量院にでます。
ここからは数々の史跡や文化財に出合う道です。無量院にある本尊の阿弥陀如来像は鎌倉時代の作。
無量院野坂を少し下るとV字型に道が分かれていて左手へ上ります。
次は全宗寺、境内の不動堂、寺蔵の不動妙図像が有名。
熊野神社 昔この地は熊野信仰が盛んで今に伝える遺跡である。この熊野神社へはかなり急な石段を上るが、昔のままのようでかなり足場が悪い。上られる方はよく注意して登られるように。
日向廃寺跡、平安時代末期の寺院跡。今は何もないがこの地に文化が栄えていたことを物語る宇治平等院鳳凰堂式の阿弥陀堂跡である。
毘沙門天種子坂碑:鎌倉時代の板碑。下に毘沙門天の種子(凡字)ベイシラマンダヤを巧みに配し、板碑として類例のない傑作で有る。
宝安寺の前を通り過ぎ道なりに進むとつくば道。この道を通り過ぎ小学校の横に道が出来ている。
途中に農業の神様久保山稲荷神社がまつられている。歴史めぐりの最後は見過ごしそうになったが北条中台廃寺の露盤石を見つけることが出来た。ここは奈良時代の寺院址がある。今は道祖神の土台となっている。めぐり絵巻の終わり平沢官衙遺跡ヘ向かうことになる。
平沢官衙遺跡には観光案内所がある。ここはお祭りやイベントがある時はここ北条の方々が出品されている作物等の販売所にもなる。観光案内には係の方が常駐されています。
案内所の休日は月曜日。トイレも有り北条の地図も手に入る。ぶらりはここでこのカラー印刷になった新しい歴史めぐり絵巻を手に入れめぐってみた。ぐるっと巡ると約2時間位でしょうか?
歩いた後は、国指定史跡を整備して作られた歴史公園で奈良・平安時代の面影を忍びながらランチタイムはいかがでしょうか?
ただしゴミは各自持ち帰りましょう。
筑波山周辺で10 月31日から11月7日まで筑波山麓秋祭りが開催されるようです。
また、11月13日には恒例となった筑波商工会主催の日本の道百選」を歩く会もあります。
これは予約が必要です。会費500円。往復はがきで下記へ申し込んでください。
締め切りは10月15日です。
〒300-3292
つくば市筑穂1-10-4 日本の道百選」を歩く会 係
参加者名、住所、氏名 年齢 連絡先 返信用(表面)住所 氏名(裏面)何も記入しない
定員を超えた場合は抽選だそうです。
11月はぶらりも北条を訪れる回数が増えそうです。
世界で一番人口の多い団塊の世代・1947年生まれの好奇心いっぱいの獅子座です。
忘れた頃の5人目で、比較的自由に育ちました。生まれは熊本・小中学校時代は下関ですから育ちは下関かも知れない。存在感のない子供でした。親からも同級生からも忘れられることが多かったので、気ままにテクテク歩いたりラジオ・テレビに興じたりしていました。今の生活にそんな育ち方が反映しているかも知れません。
運動神経の悪かった私は歩きというスポーツを見つけて20年すっかりアルチュウ(歩く中毒)になっています。社会性に乏しい割にはここ10年位は旅仲間と4~10人くらいで海外旅行を楽しんでいます。