ぶらり・ぶら~り
第140回 河津さくら見物 (2016/03/28)
10年近く前河津さくらのニュースを見て一度は行ってみたいと思っていた。そして2月中旬になる度に河津さくらのニュースを目にして「ああそんな季節になったな~今年も行きそびれてしまった」と毎年思っていた。
昨年の秋、友にそんな話をすると、友の知人が働く熱海の宿を起点にさくらを見る話がトントン拍子に決定した。
河津さくら見物の旅が始まります。
1日目
熱海までは快速でも充分だが、初日は熱海から船で初島へ行くとこになった。船に間にあうよう新幹線で出発。熱海に到着すると人人。
河津さくらを観に来たのかなあ????
駅のロッカーに荷物を入れる予定だったのだがすでに満杯。向かいの建物にもあるというのでそちらのロッカーに預けることができた。
もたもたしているうちに予定のバスが行ってしまった。途中まで行くバスがちょうど出発直前だった。「金色夜叉」で有名なお宮の松までバスに乗りそこから海岸線をフェリー乗り場まで歩く。
初島へは11時55分発のフェリーで行く。そこで昼食をいただく予定。
船の旅は快適でした、船を降り少し歩くと海鮮物の看板がずらり。さて、どこで昼食をいただきましょうか?
不思議なことに、ある店が満杯なのでこれは時間がかかりそうと次へ行くと、そこは閑古鳥が鳴いているような店なのだ。そうなると、どこへ入っていいか迷う。
ツアーできているらしい男性が一人「どこでもいいから直ぐ食べる所に入ろう」と言いながらやはり閑古鳥には入らない。昼食から自由時間らしく時間が限られているようで忙しそうです。
私たちも、ほどほどの混み具合の店に入ることになる。今夜の宿で魚が出るらしいので、軽く麺類と、珍しい明日葉(あしたば)のてんぷらを注文。
空腹を満たし、島一周をウオーキング。ここで早くも河津桜を見ることもできた。菜の花と桜のコラボに満足。小さな島なので1時間弱で船着き場に到着。
再び船に乗り熱海港から熱海駅までバスで戻り、荷物をロッカーからとりだす。タイミングよく宿のバスに乗ることができた。
温泉とご馳走の夜だった。
初島は、約7000年前の太古から人々が住んできた島。
島の詳細は下記のサイトでご覧ください。
http://www.hatsushima.jp/
2日目
河津さくらの本番です、熱海からJRと伊豆急行で乗り換え無しで行くことができる。10時半前に到着駅前からで店が出ている。人の流れに呼び込みの声、活気がある。河を挟んで桜並木が続く、さらに人人人。出店の人も大声で呼び込む。賑やかだ。
桜にはそこの地域の名前と番号が付いている。高齢者もたくさん来るのでトイレも充実していた。見事な河津桜だった。その時、地元の方らしくゴミを拾っておられた。町ぐるみで祭りを作っておられる様子がよくわかりました。
歩き続け、桜並木もそろそろ端にさしかかる頃、案内板があり涅槃堂のお知らせが。興味深く訪ねることにする。ここは宗教的なものはなく、地元の方がこのお堂を見守っておられるとのこと。桜祭りの期間中、公開されておられる由。
入場料が200円申し訳なさそうに「維持費ですので」と申されていました。もちろん喜んでお支払いしました。涅槃像を拝見してそこから少し高台へ行くとなんと眺めの良い場所でした。ここにも地元の方の手作りのベンチが用意されていました。
http://www.kawazu-onsen.com/event/funnto/funnto.html
暖冬で早く咲いてしまったとのニュースに、散ってしまっただろうかとやきもきした河津桜、そんな心配は無用でした。美しい河津さくらを堪能して熱海へ戻りました。
熱海駅の前には足湯があり、宿のバスの出発まで少し時間があったので駅前の足湯を楽しみました。宿にも温泉はあったが、また違う楽しさがある。河津にも幾つかの足湯がありました。桜に夢中で体験できなかったのは残念。10年近い希望が叶いました。
世界で一番人口の多い団塊の世代・1947年生まれの好奇心いっぱいの獅子座です。
忘れた頃の5人目で、比較的自由に育ちました。生まれは熊本・小中学校時代は下関ですから育ちは下関かも知れない。存在感のない子供でした。親からも同級生からも忘れられることが多かったので、気ままにテクテク歩いたりラジオ・テレビに興じたりしていました。今の生活にそんな育ち方が反映しているかも知れません。
運動神経の悪かった私は歩きというスポーツを見つけて20年すっかりアルチュウ(歩く中毒)になっています。社会性に乏しい割にはここ10年位は旅仲間と4~10人くらいで海外旅行を楽しんでいます。